自分の子どもなのに愛せない…。そんな父親だった私が超子ども大好きな親バカに変わった理由とは?

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「せっかくの休日なのにちっとも休めない…。」

「頼むからソファーでゴロゴロさせてくれよ…。」

「いいかげん一人で遊べよ!」

 

とある日曜日の昼下がり。

今日は待ちに待った会社の休日だ。

ところが私は自宅のリビングで
5歳になる次男から肩車をせがまれていた。

「パパ肩車して!もう一回!」

次男の甲高い叫び声が頭にガンガン響く。


まるで金づちで何度も殴られているかのよう。


このままじゃ血が噴き出すんじゃないのか…。


そんな不安が頭をよぎるくらい不快で仕方がない。

でも私は不快感を顔に出さないように気を付ける。

そして作り笑いを浮かべて次男と遊ぶのだ。

 

昔の私は会社の休日に子どもから
「遊んで!」と言われるのが、
嫌で嫌でたまらなかった。

私にとって会社の休日=身体と心を休める日、だ。

ゆっくりスタバでコーヒーを飲んだり、
ソファーでゴロゴロして漫画を読んだり。

そんな風に自分の好きなことをして過ごすのが、
休日の正しい過ごし方。

 

じゃなきゃ会社で働くなんてやってられない。

会社では常にストレスにさらされている。

やりたくない仕事であっても
命令されればやらなければならない。

嫌味を言う上司にも愛想笑いを浮かべて
ペコペコしなければならない。

自分が正しいと思うことでも
会社の方針には逆らうことができない。

我慢…我慢…我慢の連続だ。

毎日、「こんな仕事やってられるか!」と
思うことばかり。

 

だから休日くらいは何にも縛られずに
自分の好きなことだけやりたい。

それが最高に贅沢で心が安らぐ時間。

この時間がなかったら私は発狂するだろう。

とてもじゃないが平日会社で味わう地獄のようなストレスに
耐えることができない。

それぐらい私にとって休日は大事なのだ。

 

そんな休日を邪魔してくるのが子どもの存在。

特に5歳になる次男は一人で遊ぶのが苦手だ。

私がソファーでくつろいでいるのを見付けると、

「肩車して!」

「抱っこして!」

「トランプやろ!」

と、やたらと絡んでくる。

 

今なら可愛くて仕方がないが、当時の私にとっては
大事な休日を邪魔する嫌な奴でしかなかった。

「ああ、マジでめんどくさい…。」

「なんなんだよ、こいつは。一人で遊べよ。」

「頼むからゆっくりさせてくれよ…。」

そんなことばかり考えていた。

 

もちろんそれを言葉にすることはなかった。

次男を傷つけるのは本意ではない。

「肩車して!」

と、言われれば、

「いいよ、一回だけね。」

と、笑顔で付き合う。

 

でも表面上は笑っているが心は笑っていない。

冷たい笑顔の仮面を被りながら遊んでいた。

だから次男と遊んでいてもちっとも楽しいと思えなかった。

 

そしてそんな風に次男のことを
嫌な奴だと思っている自分が許せなかった。

せっかく次男は俺のことを求めてくれているのに…。

なんで俺はそれに応えてあげられないんだろう。

俺は自分のことしか考えていないダメな父親だ…。

そんな風に考えてどんどん自分のことが嫌いになっていく。

子どものことが愛せない。

いや愛しているのかもしれないが、
本当に愛せているのか不安で仕方がない。

もしかすると、俺は子どもが愛せない
最低な奴なんじゃないか。

このまま一生子どものことを嫌な奴だと
思い続けるんじゃないだろうか。

父親から嫌な奴だと思われている子どもは幸せなのか?

いや幸せなわけがない!

俺のせいで子どもを不幸にさせてしまう…
そんなの絶対に嫌だ!

昔の私は休日を子どもと過ごせば過ごすほど、
しんどくて辛くて苦しかった。

 

そんな苦しみから解放してくれたのが、
なんと古着転売だった。

昨年、私は古着転売で最高月収50万を達成した。

それを機に脱サラして
自分のやりたいビジネスに挑戦することを選択した。

 

やりたくない仕事を会社から命令されることはもうない。

嫌味な上司に愛想笑いを振りまいてペコペコする必要もない。

会社の方針なんて関係ない。

自分のやりたいことをやればいい。

そんな環境を手に入れた。

 

すると、どうしたことだろう。

今まで苦痛だった子どもと過ごす時間が
楽しくて仕方がなくなったのだ。

 

最近の次男は肩車ではなく、

「一緒にマイクラ(任天堂switch)やろ!」

と、言ってくれる。

私は時間の許す限り次男とマイクラをやる。

「○○(次男)めちゃくちゃ上手いな~!」

「パパは動かし方も分かんないから下手くそだ。」

なんて言うと、得意そうにニコッと笑う。

その笑顔の可愛いことといったら…
完全に親バカだ笑。

 

そんな次男を見ていると、私は思わず笑顔になる。

昔のような無理した作り笑いじゃない。

心の底から湧き出る自然な笑顔。

この瞬間、私は幸せを感じる。

生きてて良かったなって心から思う。

 

昔の私は子どもと遊ぶのが嫌で嫌で仕方がなかった。

そしてそんな自分が大嫌いだった。

子どもと過ごせば過ごすほど、
しんどさや辛さ、苦しさはどんどん増していった。

でも古着転売を通して脱サラし、
自分のやりたいことを存分にできる環境を手に入れた。

 

すると、今までのことが嘘だったのかのように、
子どもと過ごす時間が楽しくなった。

子どものことが可愛くて仕方がない。

そしてそんな風に思える自分のことも好きになっていった。

 

子どもや自分のことが大嫌いだった私を変えたのは
間違いなく古着転売。

古着転売で幸せになれるって言うと
嘘くさくておおげさな感じがするけど、
私にはそれがしっくりくる。

子どもと過ごす幸せな時間を
これからもっともっと大切にしていきたい。

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