どうせ才能や環境に恵まれてたんでしょ?昔の私は言い訳ばかりしてやる前から諦めるダサい奴だった。

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「はいはい、どうせもともと才能がある人の話でしょ。」

「しょせん俺みたいな奴とは住む世界が違うから。」

「環境に恵まれている人はいいなー、羨ましいよ。」

 

昔の私は他人の成功を素直に認めることができなかった。

自分の努力が足りないのを棚に上げて
「才能」や「環境」のせいにして逃げまくっていたのだ。

 

とある日曜日の夜。

夕食後、自宅で何気なくテレビを付けると
競泳日本選手権のハイライトがニュースでやっていた。

昨年、東京オリンピックが延期となったことによって、
この大会の結果によって代表選手が決まるらしい。

私も学生時代は競泳に打ち込んでいた。

リアルタイムで競技を見る程ではないが、
結果だけは気になっていた。

 

そんな大会のハイライトでひときわ目を引いた選手がいた。

白血病から奇跡の復活を遂げた池江璃花子選手だ。

20歳の池江選手は昨年開催されるはずだった東京オリンピックで
メダル獲得が期待されていたが、その前年に白血病を患った。

そのため出場を断念せざるを得なかったわけだが、
コロナの影響で大会は延期。

その後、病気と戦いながら再びオリンピックを目指し、
なんと今回の日本選手権で好成績をおさめ
代表内定を獲得したわけである。

池江選手はレース後のインタビューで涙を流しながら、
代表を獲得した喜びや支えてくれた多くの方々への
感謝の気持ちを話していた。

 

そんな池江選手を見て、私は胸が熱くなった。

「まだ20歳…白血病だと分かった時はどんな思いだったのだろう。」

「もう泳げないかもしれない…そう考えた時の絶望はいかほどだったか。」

「泳げるようになっただけでもすごいのに、まさか代表にまでなるなんて…。」

「きっと想像を絶する努力を積み重ねたんだろう。」

「俺も負けてられない…やるっきゃないな!」

そんな思いにさせられた。

 

でも昔の私だったら池江選手の活躍を見た時に、
きっと真逆の思いを抱いていたはず。

「はいはい、どうせもともと才能があったんでしょ。」

「白血病からの復活?そりゃあ周りから手厚いサポートが受けられるんだからできて当然だよねー。」

「俺にはそんな才能や環境はないから無理。」

「しょせん俺には関係ない話だよ。」

「才能や環境がある人はいいなー、羨ましいよ。」

きっとこんな感じ。

 

こんな風に昔の私は他人の成功を素直に認めることができなかった。

成功しているのはそいつに才能があるから。

だから自分ができないのはしょうがない。

できないのは「自分」が悪いんじゃなくて
「才能」や「環境」が悪いんだ。

そう思えば「自分」が傷つかなくてすむ。

そんなプライドによって必死で「自分」を守ってきた。

だから現状を変えようと行動することもなかった。

そしてこれは古着転売を始めたばかりの頃もそうだった。

 

古着転売を始めたばかりの頃、私は失敗ばかりしていた。

例えば、仕入れ。

自分の感覚だけで仕入れた古着は
まったく売れなくて在庫の山を築いていた。

「こんなにも仕入れにつぎ込んだのにどうすんだよ…。」

「このままじゃ大赤字だ…。」

こんな失敗ばかりしているのが許せなかった。

 

でもその失敗を自分のせいだとは認めたくなかった。

俺が失敗しているのは「自分」のせいじゃない。

「自分」以外の「何か」が悪いんだ。

そう思おうとした。

 

そんな時、私はよく自分以外のメルカリアカウントを見ては
「できない言い訳」を探していた。

自分よりもフォロワーが多いアカウント。

取引件数が多くて商品がたくさん売れているアカウント。

写真が綺麗で統一感のあるアカウント。

 

そんなアカウントを見ては、

「どうせオシャレでセンスのある人がやってるんだ。」

「俺みたいに副業じゃなくて専業でやって時間があるんだ。」

「俺だって時間があったらこんな風にできるんだけどなー。」

「まあ、副業でやってるんだしできなくても仕方がないか。」

「時間がないのは俺のせいじゃないしねー。」

「なんてったって俺は共働きで家事育児もやってるんだから。」

「なのに古着転売やってんだからそれだけでもすごいっしょ。」

「稼げなくったってしょうがないわ。」

 

こんな風にウダウダ言い訳を繰り返した。

だからちっとも稼げるようにならなかった。

そりゃあ、やる前から言い訳して諦めてるんだから当たり前だよね。

 

でもこんな私でも今では副業の古着転売で
最高月収50万を稼げるようになった。

ここまで変われたのは
「才能」や「環境」を言い訳にしなくなったから。

そのきっかけは今の私の先生であるしーなさんと出会ったからだ。

 

しーなさんは30歳という若さで
月収400万を稼ぐネットビジネス起業家。

そして古着転売の本を2冊も出版されている古着転売のプロ。

「古着転売を通してマーケティングを学ぶ」というコンセプトの
ビジネス塾である古着転売塾を主宰。

月収100万以上を稼ぐ塾生を輩出している名コンサルタントである。

 

そんなしーなさんと出会ったことによって
私のくだらないプライドは粉々に砕け散った。

私はしーなさんと出会うまで「才能」や「環境」のせいにして
言い訳している「自分」に気付いていなかった。

「なんで俺はこんなに頑張ってるのに稼げないんだろう。」

「何が悪いのかさっぱり分からない。」

そんな風に考えていた。

まさか自分に原因があるとは夢にも思っていなかったのである。

 

しーなさんはそんな私の弱さや甘えを見抜き、ズバズバと切り捨てた。

「佐伯さん、そもそもちゃんと作業してますか?」

「何も考えてないですよね?」

「だから稼げないんですよ。」

「古着転売で稼ぐのなんて楽勝なのに…佐伯さん恥ずかしくないんですか?」

完膚なきまでに叩きのめされた。

「才能」や「環境」を言い訳にすることすらできないくらいに
けちょんけちょんにされた。

 

「なんで俺はこんなことも分かっていなかったんだろう。」

「俺が何もやってないことをしーなさんには全部バレてる…。」

「めちゃくちゃ恥ずかしくて情けない…。」

稼げなかった原因が「自分」にあることを初めて私は自覚したのである。

 

このしーなさんとの出会いによって私は変わった。

「本業や家事育児で時間がないから…。」

「売れる古着なんて分からないから…。」

そんな言い訳はしなくなった。

というかそんな言い訳ダサくてできなくなった。

 

時間がなくて出品できないなら外注化して時間を生み出せばいい。

売れる古着が分からないならリサーチすればいい。

それでも分からなければ聞いて教えてもらえばいい。

そんな感じでどんどん前向きに行動するようになった。

そうしたら売上や利益は自然と伸び続けていった。

そして昨年、古着転売で月収50万を達成したのである。

 

古着転売で月収50万稼げるようになったことで、
私の考え方は大きく変わった。

今までの私は成功しているのは一部の
「才能」や「環境」に恵まれた人だと考えていた。

考えていたというかそう思うことによって、
自分を守っていた。

 

本当は自分も成功しているあの人みたいになりたい。

古着転売で稼ぎまくって脱サラし、
自分の好きなように生きてみたい。

そんな人達がめちゃくちゃ羨ましくて仕方がないのに、
到底自分にはできそうもない。

だからそれは一部の「才能」や「環境」に恵まれた人にしか
許されないことなんだと思おうとしていた。

自分事だと思うとしんどくて辛いから、
自分とは関係ないことだと思おうとしていた。

別世界の出来事だと考えて諦めようとしていた。

 

高い木の上にある絶対に手が届かない果実を見て、

「きっとあの果実は苦いんだ。」

「だからとれなくったって平気だ。」

そんな風に強がっているのと一緒。

そうやって自分を守り続けてきた。

 

でも古着転売を通して、正しい努力を積み重ねれば
誰にだって高い木の上にある果実がとれることを知った。

「才能」や「環境」を言い訳にして、
諦めなくてもいいことが分かった。

 

だから私は古着転売をきっかけにして脱サラし、
自分のやりたいことに挑戦する人生を選択した。

この選択が正しいかどうかは正直わからない。

もちろん不安もある。

でもきっと後悔はしない。

だって果実を見上げて文句を言ってるだけの人生よりも、
届くかどうかは分からないけど果実をとろうと努力する人生の方が
楽しいに決まってる。

そんな楽しくてワクワクする人生を歩んでいくんだ。

「才能」や「環境」を言い訳にするなんてまっぴらごめん。

そんなダサい生き方とはオサラバだ。

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