古着転売初心者だった頃の私はなぜ仕入れができなかったのか…。月収50万の現役古着転売ヤーが語る「細分化」の重要性とは?

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こんにちは、佐伯です。


私の秋冬の主力商品はノースフェイスのデナリジャケット。





先日11月の実績紹介の記事でもお伝えしましたが、今年もガンガン高値で売れまくっています。



………で、こういうことを書くと古着転売初心者の方の中には、



「よし!俺もノースフェイスのデナリジャケットを仕入れよう!」

と考えてすぐに仕入れに行く方がいらっしゃるかと思います。



まさしく初心者の頃の私がそんな感じ。



そしてそれで失敗しまくっていました…笑。



ちょっと私の失敗談をお話しますので少々お付き合いを。



私の場合はそれが「ラルフローレンのシャツ」でした。



ラルフローレンのシャツってリサイクルショップとかでもよく1000円前後で見かける仕入れしやすい商品ですよね。



ある時スマホでネットサーフィンをしていると、そんなラルフローレンのシャツがメルカリでは5000円~6000円くらいで売れるという情報を目にしたわけです。



「そうなの!?めっちゃねらい目じゃん!」

「送料や手数料がかかっても利益3000円くらいにはなるな…」

なーんてことを思って、リサイクルショップに仕入れに行きました。



すると案の上、リサイクルショップには大量にラルフローレンのシャツがラックにかかっているではありませんか!?



その中の1000円前後の商品を片っ端から買いまくりました。



「これで利益出しまくりだ~」

「楽勝、楽勝!」

なんてことを考えながらウハウハで帰宅し、早速5980円で出品。



「早く売れないかな~」

と、しばらく待つこと数日。



なぜかいっこうに売れない…。



しかも「いいね」のつき方もあまり良くない…。



「あれっ?なんかおかしいな…」

「何で売れないんだろう…」

「値段下げるしかないかな…」

まったく売れる気配がなかったのでしぶしぶ値下げ。



3980円…2980円…1980円と値段を下げていき、ようやく少しずつ売れていく。



結局損はしませんでしたが、それほど利益もとれませんでした。



仕入れや出品の時間を考えれば大失敗…めちゃくちゃ落ち込みました…。



「ラルフのシャツなら売れるって言ってたじゃん…」

「誰だ売れるって言ったやつは!」

「きっと嘘に騙されたんだ!」

と、自分が勝手に情報を信じて行動したにもかかわらず、それを全部他人のせいにして感情的になってました…。



相変わらず昔の自分アホだな…笑。



で、私が見つけた

「ラルフローレンのシャツが5000円~6000円で売れる」

という情報。



これは嘘ではありません。



実際にそれぐらいの金額で今の私は売っています。





じゃあ、なぜ昔の私は売れなかったのか。



その答えは簡単で、

「ラルフローレンのシャツでも高値で売れるものもあれば売れないものもあるよ」

というだけのこと。



そして売れる商品を見分けるためには、きちんと「細分化」して商品を見ていく必要があります。



これがめちゃくちゃ重要。



いかに細分化できるかによって仕入れの精度はまったく違ってきます。



これこそが初心者と玄人の違いだと言えます。



では、その細分化とはいったいなんなのか。



例えば初心者の頃の私は、ラルフローレンという「ブランド」と、シャツという「デザイン」だけでしか商品を見ていませんでした。



でも一言で「シャツ」と言ってもいろいろなシャツがあります。



柄は無地、チェック、ストライプ、ボーダー、総柄なのか…。


チェックは大きいのか小さいのか、ストライプやボーダーの幅は太いのか細いのか…。


襟はボタンダウンなのかレギュラカラーなのか、また大きさはどうか…。


サイズ感はゆったりしているのか、細身なのか…。


肩幅は広いのか狭いのか、広いなら落ち感のあるドロップショルダーか…。


アームホールは太いのか細いのか…。


着丈は長いのか、短いのか…。


素材はツヤがあるのかないのか、かたいのかやわらかいのか…などなど。



ちょっと例をあげただけでもこれぐらい細分化できますよね。



そして仕入れが上手い玄人ほど、めちゃくちゃ深いところまで細分化しています。



それに気付いたのは、古着転売塾クラスタの卸仕入れツアーに参加したことがきっかけでした。



たまたま稼ぎまくっているベテランの塾生と一緒に仕入れができるタイミングがあったので、これはチャンスと思いお願いしてピックの様子を見させてもらいました。



古着の山の中から一点一点商品を掘り返してピックしていくわけですが、ラルフローレンのシャツでもピックするものもあればスルーするものもある…。



私からすると情けないことにその違いがまったく分からない。



何でだろうとしばらく考えても分からなかったので、勇気を振り絞って聞いてみました。



「このシャツを仕入れてこのシャツを仕入れないのはなんでですか?」

って。



すると、ベテランの塾生の方は嫌な顔一つせずに、

「このシャツは素材がイマイチなんですよね…例えばこっちと比べて触ってみると分かりませんか?」

「ほらっ、こっちの方が地厚でいい感じですよね?この素材感のやつの方が高値になるんですよ」

と、優しく教えてくださいました。



もう目からうろこでした。



自分ではまったく気づかなかったであろう視点でした。



ああ…仕入れが上手い人ってこんなところまで見ているんだ…。



そりゃあ、売れる商品をピックできるに決まってるよな…。



自分一人で勉強するよりも何十倍も価値のある気付きでした。



私は「シャツ」というデザインは見ていたけど、「素材感」というところまで細分化できていなかったわけです。



しかも素材感をさらに「触ったときの風合い」というところまで、ベテランの塾生は掘り下げて見ていました。



めちゃくちゃ深いところまで掘り下げて商品を見れるようになると、仕入れができるようになるんだ、ということに初めて気づいた瞬間でした。



一つの商品を見たときにそれをどれだけ細分化して掘り下げられるかが、初心者と玄人を分けるポイントだと思います。



初心者は「ラルフローレンのシャツ」という情報だけで判断しようとしますが、玄人は上記の例のようにシャツを細分化して深く掘り下げて見ています。



だからターゲットのリサーチをした時に、何をポイントにして商品を選んでいるのかが的確に理解できるわけです。



そのためターゲットが求めている商品だけをピックできる。



そりゃあ稼げるに決まってますよね。



私もこの細分化の重要性に気付いてから格段に仕入れの精度が高まりました。



リサーチをかけたときにも見える世界が変わりました。



それぐらい私は稼ぐために「細分化」は重要だと考えています。



じゃあ、どうしたら初心者が細分化して商品を見れるようになるのか。



一番早くて簡単なのは私と同じように、

「稼いでいる人のピックを見せてもらう」

ことだと思います。



ピックした商品一点一点を見て、まずは何でこの商品をピックしたのか考える。



どうしても分からない場合はピックした人に聞いてみる。



この繰り返しが間違いないですね。



そうするとそこで学んだ細分化の知識が他の商品でも使えるようになります。



このように応用がきくようになると、自分でリサーチして仕入れができるようになるわけです。



その力が身に付けば初心者は卒業ですね。



でも、

「なかなか稼いでいる人のピックなんて見る機会ないよ」

という方もいますよね。



そんな方は、私のブログ記事を読んで勉強するのも一つの方法です。



私は古着転売初心者の方に「自分で仕入れができる力」を身に付けてほしいと思って情報を発信しています。



よくネットを見ると、

「~が高値で売れますよ」

といった簡易的な情報を目にします。



もちろんこの情報にも価値はあります。



でもこれだけで初心者の方が稼げるようになるとは思えません。



むしろこの上っ面だけの情報に踊らされて失敗してしまう人が多くなるでしょう。



昔の私がそうだったように…。



そんな昔の私と同じような失敗をあなたにしてほしくありません。



だから私は必ず自分が売った商品しか紹介しません。



そして、なぜその商品を仕入れたのか、その商品のターゲットは誰で何が求められているのか、どんな売り方をするといいのか、といったところまで掘り下げてお伝えしていきます。



実際に私がピックしているのを横で見てもらっているかのような感覚が味わえるようにしていきます。



そうすることによってこのブログを読んでくださっているあなたが、古着転売で稼げるようになってくれることを願っています。



ちょっと長くなってしまいましたが、今回の内容は以上になります。



初心者を卒業するためには絶対に身に付けなければならない「細分化」についてお伝えしました。



稼ぐためにめちゃくちゃ大事な考え方なので、ぜひ押さえておいてくださいね。



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