卸業者のノースフェイスは全部ニセモノ!?仕入れができなかった私を変えてくれた「規格の違い」とは?

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こんにちは、佐伯です。


今日は私が古着転売の勉強を始めたばかりの頃の話をしますね。



私がネットビジネス起業家のしーなさんが運営する古着転売塾クラスタに入塾したのが今から約2年前。


クラスタでは古着転売に関する基本的な知識は動画教材で勉強します。


で、その動画教材の中にはアウトドアブランドの仕入れに関するものがありました。



その動画を見て、

「ふむふむ…アウトドアブランドは人気があって高値で売れるのか」

「ノースフェイスは人気が高いんだな」

ということを知り、早速リサイクルショップに仕入れに行ったわけです。


もちろんねらいはノースフェイス。


勉強しているからテンションは高めでやる気に満ち溢れています。


「ガンガン仕入れるぞ~!」

と、意気揚々とアウトドアブランドが並ぶラックに行きピックに取り掛かりました。


………が、まったく仕入れができない。


なぜならノースフェイスは値付けが高い。

当たり前ですが人気ブランドであることはお店も分かっているわけです。

そしてある程度の相場も理解して販売されています。

ニッチなアイテムではないので、店頭でも売れやすく値段を下げる必要がないんですね。



「なんだ!ノースフェイスなんてダメじゃん!」

って思ったのをよく覚えています。


ただこの値付けが高いのにはもう一つの理由があったわけですが…。

それが分かった今なら店舗でも利益の出る商品を抜く自信はあります。



で、卸業者なら安くノースフェイスの仕入れができることを知り、今度はそちらでのピックに挑戦しました。


すると、

「あれっ?こんなデザイン見たことないぞ?」

「ノースフェイスにこんなタグあったっけ?」

「まさか…偽物?」

なぜか怪しい商品ばかり出てきます。



でももしかすると自分が知らないだけかもしれない。

そう思いネットでリサーチを開始。


でも、

「このタグだと国内正規品じゃなくて偽物です」

という情報が…まさしく今見ている商品と同じタグです。


「えっ?卸業者なのに偽物売ってるの…?」

不信感で頭がいっぱいになってしまったので、


「これって本物ですか?」

と思い切って業者さんに尋ねました…今思えばめっちゃ失礼…笑。


そんな失礼で無知な私の質問に対して、業者さんは優しかった。

嫌な顔一つせずに、

「これは国内規格じゃなくてUS規格だから偽物じゃないですよ」

と、優しく教えてくださいました。



「えっ?国内規格?US規格?なにそれ??」

そこで初めて私はノースフェイスには「規格の違い」があることを知りました。


私はそれまで「国内規格の製品以外は偽物」だと勘違いしていたんです。

そりゃあ仕入れができないわけです。

めちゃくちゃ狭い範囲の中で仕入れをしようとしていたわけですから。


だからリサイクルショップに行っても利益が出る商品をピックできなかった。

そしてノースフェイスの規格を学んだことで、仕入れの幅がグーンと広がりました。



このことを知らなかったら今でもノースフェイスの仕入れはできなかったでしょう。



今回の記事ではそんなノースフェイスの規格をテーマにお伝えします。

古着転売で仕入れをするのに必要な情報を厳選してお伝えしますので、ぜひ最後までご覧くださいね。


古着転売で知っておくべき規格は全部で3つ


古着転売で知っておくべき規格は、


①国内規格(国内モデル)

②US規格(USモデル)

③韓国規格(韓国モデル)



と、なります。


一つずつ詳しく説明していきますね。

国内規格(国内モデル)とは


ノースフェイスはアウトドア用品を扱うアメリカの企業。

ということはノースフェイスの本場はアメリカということです。

では、アメリカで売られているノースフェイス商品を、日本の正規店でも買うことができるのでしょうか?


答えは否。


なんとアメリカで売られているノースフェイス商品は、日本の正規店では販売されていないんです。


それはなぜか?

日本の場合、ゴールドウィン社がノースフェイスのライセンス(商標権)を獲得しているから。


つまりアメリカ本国のノースフェイス本社ではなく、日本の場合ゴールドウィン社が日本人向けにノースフェイスの名前を使って商品を製造・販売しているわけです。

つまり私たちが普段正規店で見ている商品は、すべて「ライセンス品」となります。


で、この日本国内の正規店で販売されているノースフェイス商品を国内規格(国内モデル)というわけですね。


国内正規品といわれているものは、この国内規格(国内モデル)のことを指します。

なので、日本国内の正規店で販売されている商品は、アメリカ本国のものとはまったくの別物だと考えた方がいいです。


そして、リサイクルショップで見かけるノースフェイスは国内規格のものが多く、高値で売られていることがほとんどです。


国内規格は、内タグにゴールドウィンの会社名が入っているか、もしくは品番が「N~」「ND~」となっているかで見分けることが可能です。


US規格(USモデル)とは


それに対してアメリカで売られているノースフェイス商品のことをUS規格(USモデル)といいます。


こちらは国内正規品ではなく海外正規品といわれます。


そして日本国内で見かけることが少ないため、昔の私のように偽物だと勘違いしている人が多いことも特徴です。


でもアメリカ本国のノースフェイス店舗では、普通に販売されている商品になるので紛れもなく本物です。


US規格は、襟裏や内タグにホログラムがあるか、もしくは「RN~」「CA~」といった品番があるかで見分けることが可能です。

【例】ホログラム



韓国規格(韓国モデル)とは


そして最後に韓国規格。


日本と同じように韓国でもノースフェイスのライセンスを獲得した会社が製造・販売をしています。


これもよく偽物だと勘違いされるのですが、海外正規品の本物となります。


韓国規格は、サイズ表記が数字なので比較的簡単に見分けることが可能です。


古着転売初心者がねらうなら断然US規格


で、この3つの規格の中でどの商品を仕入れればいいのか。


古着転売初心者におすすめするのは、断然US規格です。


なぜならUS規格は仕入れ値が安いにもかかわらず、高値で販売できるから。


卸業者だけでなく実店舗でもUS規格のノースフェイスは価格が安い傾向にあります。


また、ノースフェイスはガチなアウトドアブランドとしてだけでなく、最近ではシュプリームやメゾンマルジェラといったハイブランドとも盛んにコラボして、「オシャレなアウトドアブランド」としてブランド価値を高めています。


そのため国内正規品はどんどん価格が高くなっていますが、US規格は新品を比較しても同じようなデザインのアイテムがリーズナブルな価格で販売されています。


そのため、古着であっても国内規格のものよりも安く仕入れができるわけです。


そして購入者側は、国内規格と同じようなデザインのアイテムが安く手に入るUS規格を求めている傾向もあります。


そのようなニーズもあるため、US規格を仕入れることがおすすめです。


まとめ


今回の記事では、ノースフェイスの規格についてお伝えしました。


私はノースフェイスの規格を正しく理解していなかったため、まったく仕入れができませんでした…。


だって、国内正規品以外は全部偽物だと勘違いしていたんですから…笑。


でも、

「海外規格は全部本物なんだ!」

とは思わないでくださいね。


もちろん偽物は存在します。


US規格の偽物の見分け方については、こちらの記事にまとめていますので、まだ読んでいない方はどうぞご覧ください。


ノースフェイスの偽物の見分け方を徹底解説!偽物を買ってしまった無知な私の悲しい体験談…。



規格の違いが理解できるようになると仕入れの幅が格段に広がります。


店舗仕入れでも国内規格ではなくUS規格をねらうと意外とピックできちゃいます。


またデザインやサイズ感の違いなんかも分かるようになると、さらに売れるアイテムをピックしやすくなります。


脱初心者のためには欠かせない知識なので必ず押さえておきましょう!



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