2021年6月初旬。
私が所属する古着転売塾クラスタの
提携卸業者から古着を46万円分（172着）
仕入れてきました。
業者の倉庫にいたのが
9時から15時の約6時間。
その間、休憩したり
私物にする古着を物色したりしていたので、
実質5時間くらいの仕入れだったかな。
私の場合、古着転売の利益率は約40～50％。
つまりこの5時間で40～50万稼いだといえます。
今年の3月まで会社員でしたが、
その頃は月曜日から金曜日まで
7時半から21時頃まで働いてました。
それでも月収25～30万くらい。
今やたった5時間の作業で
1ヶ月分の給料超えてます。
「いやいや、古着転売の作業は仕入れだけじゃないでしょ？」
「出品とか発送だってあるじゃん！」
「ホントはもっと仕事してるでしょ？」
「佐伯、話盛り過ぎだよ！」
って声が聞こえてきそう。
でも最近はめんどうな出品や発送作業は
ほぼ全部外注さんにお任せしてます。
仕入れた商品を外注さんに送れば
写真撮影や採寸をしてもらえるし、
売れたら梱包発送してくれます。
だから古着転売の作業って
仕入れ以外ほとんどないんですよね。
外注さんに作業を教えるのはちょっと大変ですが、
一度仕組みができてしまえばあとはラク。
外注さんが私の代わりに作業をやってくれるから、
何もしなくても自動で利益が出るようになります。
自分の時間を使わずにお金が稼げる。
最近はそんな状態になってきました。
そういえば会社員だった頃は
そんな生活にめちゃくちゃ憧れてました。
私が勤めていた会社は基本的に残業が当たり前。
一応定時は17時と決まっていたけど、
その時間にはまず帰れない。
18時からどうしても外せない
お客さんとの約束がある。
17時まで会議だったから
自分の仕事はそれからやらなきゃいけない。
そんなことはしょっちゅうでした。
しかも私は要領が悪くて
何をやるにも時間がかかるタイプ。
あっという間に19時…20時と時間は過ぎていく。
私には2人の子どもがいて、
妻とは共働きでした。
だから一刻も早く家に帰って
家事育児をやらなくちゃいけない。
にもかかわらず会社を出る頃には21時を回っている…。
そんな毎日でした。
「もうこんな時間か…今日も夕飯には間に合わないな…。」
「最近、子ども達のことはアイツ（妻）に任せっきりだな…。」
「きっと帰りが遅いから怒ってんだろうな…。」
「今日も一人でコンビニ弁当…みんなと一緒に夕飯が食べたい…。」
「ああ…残業ばかりの生活なんてもう嫌だ…。」
車での帰宅途中、そんなことを考えながら
コンビニに寄って弁当を買う。
そして暗い車内で
コンビニから差し込むわずかな明かりを頼りに、
一人寂しく弁当をボソボソ食べる。
「えっ？なんで家で食べないの？」
「せめて家で食えばいいじゃん。」
って思いますよね。
でも家で食べると虫の居所が悪い妻に、
「余計なゴミを増やして！」
って怒られるんです。
私の残業が続くと
家事や育児の負担は全部妻にのしかかります。
そうなると、
「なんで私ばかり家事や育児やんなきゃいけないの？」
「私だって外で仕事してんだよ！」
「あなたはいいよね…好きなだけ仕事ができて…。」
ってイライラが大爆発。
だからちょっとでもイライラさせないように
めちゃくちゃ気を遣ってました。
せめて車の中で弁当を食べて
ゴミはコンビニで捨てよう。
だって要領が悪くて
残業ばかりしている俺が悪いんだから…。
そんなことを考えながら食べるコンビニ弁当。
味なんかまったくしない…
味覚がマヒしたかのよう。
レンジで温まっているはずなのに、
ちっともぬくもりを感じない。
「なんで俺はこんなにも会社に自分の時間を奪われているんだろう…。」
「残業なんかホントはしたくないのに…。」
「もっと自分や家族のために時間を使いたいのに…。」
「ああ…もし自分の時間を使わずにお金が稼げたならどんなにいいだろう。」
「そうしたら会社で働く必要なんかなくなる。」
「嫌な残業だってしなくてすむ。」
「妻や子ども達と一緒に毎晩夕飯を食べることができるのに…。」
暗い車内からコンビニの明かりを
ボーっと眺めながらそんなことばかり考えてました。
会社員の頃は毎日残業に追われて
ちっとも時間がなかった私。
でも今は古着転売をきっかけに脱サラしたことで、
めちゃくちゃ自由な時間が増えました。
勤務時間が決まっているわけじゃないから、
自分の好きなタイミングで仕事を始めて
終わることができる。
基本的には自宅で仕事をしているから
ムダな通勤時間だってない。
もちろん残業なんかない。
夕飯を作って妻の帰りを待ち、
家族みんなでゆっくりと食卓を囲むことができる。
会社員だった頃は時間がなくてできなかったことが、
今は何でも自由にできる。
それが最高に幸せです。
そしてこんな生活ができるようになったのも
すべては古着転売のおかげ。
古着転売を始めていなかったら、
きっと今でも私は残業に明け暮れていたはずです。
「もっと自分の時間が欲しい…。」
「もっと家族と一緒に過ごしたい…。」
そんな思いを抱えながら、
毎日どんよりとした曇り空を眺めているような
鬱々とした気分で過ごしていたはずです。
でも古着転売を始めたことによって、
そんな空を覆っていた分厚い雲を
吹き飛ばすことができました。
今は晴れ渡った青空を眺めているような
爽やかな気分で毎日を過ごせています。
2019年11月から始めた古着転売。
今年で3年目になりました。
この3年間、何度も失敗してあきらめそうになったけど
続けてきて本当に良かったなって思います。
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